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よくいただくご質問
■中国医学で考える「がん」
7.癌戦場の主力部隊と援軍
 「補法」は癌戦場の主力部隊、「瀉法」は援軍
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 免疫抵抗力を、漢方医学的にみると、「実証」というタイプの方は免疫抵抗力が強く、「虚証」と言われるタイプの方は免疫抵抗力が弱いということが、一般的にはいえます。ですので「虚証」のタイプの方は普段から免疫力を良くしておくとよりよいですし、がんと分かったら、漢方薬もサプリメントも養生法も、全て「虚」を支えるものに(中国医学では「補法」と言います)総力を挙げるとよいよいと考えます。これが一応の原則です。つまり「補法」こそが癌の主力部隊になります。
 ただし、原則は補法ですが、癌のような病気にかかっている方には、言うに言われぬようなストレスに長期間さらされていることが一般的ですし、新陳代謝も低下して、体内に中国医学的な意味での"毒素"も多くたまりやすくなります。こういうストレスや毒素に対処する治療法を「瀉法」といいますが、癌治療には補法が主力になるとはいえ、瀉法も適切にタイミングを失わないように用いるべきと考えます。
 第二次世界大戦の頃「国家総力戦」といわれ、兵隊のみにとどまらず、国民全てが戦いに参加したという意味で、数百年むかしの戦争とは違うと言われます。癌との戦いは、まさしくその国家総力戦のように、「人間というシステムをあげての総力戦」と認識すべきと考えます。中国医学的にいいますと、中国医学の陰陽論を下敷きにして、中国医学の方法論を用いて、補法と瀉法を適切に選択し、サプリメントも加え、西洋医学ではまずいき届きにくい戦場をしっかりと守備攻撃ずべきと考えます。


1.はじめに
2.「情報系」の混乱としての癌
3.情報系の調和を取り戻すには?
4.放射線療法・化学療法が癌に効く理由とは
5.癌における中国医学の役割
6.癌治療、いわば”国家総戦力”と似ている
7.癌戦場の主力部隊と援軍
8.「羅針盤」の無い航海とは
9.むすび:少しでもお役に立てたらさいわいです

 

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