漢方薬・中国医学の専門店:健康相談薬局さかいや

ホーム
薬局紹介
お客様の声
営業時間・案内図
相談の予約
特集:不妊
症状別相談
生理痛他

よくいただくご質問
■中国医学で考える「がん」
3.情報系の調和を取り戻すには?
→中国医学で考える「がん」目次へ

 漢方薬やサプリメントは、広い意味での「情報系の混乱」を鎮め、正常な情報系に戻すため一助として使われるべきです。
 情報系の混乱を鎮めるにはどんな方法があるかといいますと、まず「養生」と言われるものです。 中国医学は、全ての生命現象と病気を「陰と陽」で観察、判断します。「情報系の混乱」を、中国医学的に表現しますと次のように言えます。
 「ヒトという多細胞生物の情報系が混乱状態に陥るということは、陰と陽のバランスが崩れているからである」と。
 そして、中国医学の方法論を用いて、漢方薬やサプリメントを使います。大切なことは、これらを「養生法」の一環として使うことです。
 中国における漢方医学(現在、「中医学」とよばれていますが)の発祥を考えてみましょう。
 ヒトが黄河流域に定住して農耕生活に従事すると、農作物の出来不出来は、自然の変化の影響(制約)を受けることに気がつきました。そのため春夏秋冬の変化をよく観察し、その変化に合わせて農業を営むことを始めました。
 やがて、ヒトや動物の病気も、この「自然の変化」の影響(制約)があり、それにうまく適応できないと病気になり、死に直面することにもなるとに気がつきました。そして、中国医学は長い長い生活体験からヒトとして、どのように生きることが、健康につながり、また病気からの回復になるのか、このようなことを観察し続けました。それは全て「養生法」と呼ぶべきものでした。
 「養生法」として整理され、理論付けされたものが、睡眠・労働・休養・食事などであり、失った「体の不調和」を取り戻す手段として、草根木皮や動物の体を"くすり"として用いることにもつながりました。
 現代の私たちの生活環境は、数千年昔の黄河流域での農耕生活とは比べものにならないほど複雑化、変化をしています。
 たとえば、食べ物では、健康な方は固い物でも良く噛んで食べていればよいのですが、病気の方はお米をお粥状にしたり、動物のお肉をなどをもとに作られたスープを摂ったりして、病気を回復をうながしていました。
 現代では「食養生」としてサプリメントも組み入れることは一般的ですが、昔も固い大豆を湯葉に加工したり、麦から麩を作ったり、牛乳をチーズにするなど、能率よくタンパク質を摂取する工夫をしていました。とくに病弱といわれるヒトにはこのような"工夫"が必要だったわけです。 がんの方も、その他の病気の方も、ヒトが生きていく上で、このような"工夫"は「心身の調和」を守ることにつながり、結果的によりよい人生のおおもとになります。


1.はじめに
2.「情報系」の混乱としての癌
3.情報系の調和を取り戻すには?
4.放射線療法・化学療法が癌に効く理由とは
5.癌における中国医学の役割
6.癌治療、いわば”国家総戦力”と似ている
7.癌戦場の主力部隊と援軍
8.「羅針盤」の無い航海とは
9.むすび:少しでもお役に立てたらさいわいです

 

Copyright (C) 2005-2017 SAKAIYA. All rights reserved.