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■シリーズ 「不妊」
赤ちゃんが出来やすい体作り

no.3
血のはなし
生理、妊娠、出産、授乳、子宮内膜の厚さに関係する血について


中国医学で考える「血(けつ)」の働きは、まずこの2つです。
1.栄養、滋潤(潤い)
2.精神活動をささえるもの
栄養、滋潤の働きにより、顔色は適度な赤みをもち、かつ、つややかになり、皮膚や髪の毛も潤い、目の快適さにもつながります。
またココロの働きにも関係しますので、血が不足するほど、不安、物忘れ、不眠といったことにつながります。

『血のトラブル、大きく分けるとこの2つ』
1.血の不足タイプ
 不安、物忘れ、不眠の他に、顔色が青白いもしくは黄色っぽくつやがない、唇や爪の色が薄い(白っぽい)、動悸、たちくらみ、
また、生理周期が長くなりやすい、出血量が少なくなる、基礎体温における低温期が長くなりやすい、生理がこないといった症状につながります。

2.血の流れが悪いタイプ
 生理痛(決まった場所が針に刺されるように痛い)、生理の血にレバー状の塊が交じる、出血の色が暗い〜黒っぽい、不正出血、生理の遅れといった症状につながります。

また、血のトラブルを改善することは、子宮内膜の厚さを理想的な状態にする上での一つのポイントです。

以上が「血のはなし」ですが、「血」のトラブルは「気」のトラブルを兼ねることがほとんどです。
これは、血の生成には気も必要になり、血の流れにも気も必要なためです。

『気のトラブル、大きく分けるとこの2つ』
1.気の不足タイプ
疲れやすい、声が小さい、あまり話したがらない、
生理の出血量が少ない、もしくはダラダラと長く続きやすい、出血の色が淡い、基礎体温では全体的に体温が低くなりやすく、高温期へうつるのに日にちがかかるといった症状につながります。

2.気の流れが悪いタイプ
胸のあたり、脇のあたりが張って痛む、痛む場所がよくかわる、イライラしやすく怒りっぽい、
生理前になると胸が張って痛くなる、生理周期がバラバラ、基礎体温から排卵がいつか分かりにくいといった症状です。

これらのトラブルが、五臓六腑のどこと特に関わりが強いかといったことも、漢方薬の選択に関係します。
血の状態を理想に近づけることは、妊娠しやすい体作りにつながりますね。


   

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